荒磯の帝王“クエ”との一騎打ち
◇激闘
30`以上のクエの2度目の凄い絞め込み。 底を切ってしまえば後は楽と言うが、デカイクエを釣り上げるのは、そんな簡単なことではない。 |
水面に浮かし、一安心。 急に反転し、突っ込むことがあるので注意する。 充分に空気を吸わせた後、ドラグを緩めて取り込みの態勢に入る。 |
水面に浮いたら鈎の掛かりドコロを確認。 足場の良い所に移動する。 仲間がいれば、ギャフ掛けを手伝ってもらう。 |
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長年愛用している赤樫の柄のギャフ(オヤジの手造り)。 32`の大物だ。クエのデカイ口に掛ったのを確認。仲間の手助けを受け、力を合わせて引きずり上げる。 |
神津島 前浜港から5分 沢尻湾の海水泳場の300b沖に位置する岩礁(白根) 海底は玉石と砂地で所どころに根が点在する。 釣れたのは、真ハタの27` |
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このクエを釣ったのは平成3年秋 心臓の調子が悪く、クエを掛けてから取り込む間にニトロを3粒飲み、頑張った。 これまで103`あった体重が、この時、93`まで落ちていた。 翌年4月、心臓のバイパス手術 |
心臓バイパス手術を終え、5月に退院。 「磯に立ちたい!」その一心で、リハビリ→トレーニングに励む。 「クエに出会いたい!」 クエを釣るには撒きエサだと、恩馳ヒラッタイでイワシを撒く。 クエ釣りで大切な撒きエサと根掛りのはずし方はこちらを参照 |
平成4年10月11日 バイパス手術の5ヶ月後に出会えた33`の1本は 胸に熱い物がこみ上げてきた。 |
冬の恩馳でグレを掛け、取り込みの直前、 得体の知れぬ巨大な黒い影にグレを飲み込まれる。 ダイバー、地元漁師、他の釣り人の話も参考にする。 |
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「恩馳の大根に居着いたバケモノを退治してくれ」と グレ狙いの仲間に言われ、水温16℃と低水温の中、 バケモノに挑む。 撒きエサがきき、潮が走り出した時、 クエ竿が唸りをあげて舞い込む。 100`の体重を乗せ、合わせる。 |
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仲間が愛用の赤樫の柄のギャフで取り込んでくれ、大根の怪物を仕留める(写真上) タイトプールにクエを活かす時は、専用の8_ロープを使う。 ハーケンは2か所に打っておこう。(写真右下) |
真冬の1月12日に釣ったクエの胃の中には、 40aと50aのグレ2枚が入っていた。 グレの口には、グレ鈎とハリスが付いていた。 |